

「シミの治療で
塗り薬をもらったけど、
ケノンは休むべき?」
「ピーリングに通いながら、
おうちで美顔器も
使いたいんだけど…」
「風邪で抗生物質を
飲んでいる。
今日は当てても平気?」
知恵袋にも、こうした
薬と光ケアの併用に関する
切実な質問が並びます。
ところが検索して出てくるのは、
「この薬はNG」という
名前の羅列ばかり。
自分の薬が載っていなければ、
結局わからないままです。
薬は数万種類あり、リストで網羅することは不可能です。そこでこの記事では、薬の名前を知らなくても自分で判断できる「3つのゲート」という考え方をご紹介します。名前ではなく、肌に起きていることで判断する。これなら、リストに載っていない薬でも迷いません。なお本記事は一般的な情報であり、診断ではありません。最終的な可否は必ず処方医・薬剤師にご確認ください。
競合サイトの多くは、
「テトラサイクリン系」
「トレチノイン」…と
薬の名前を並べます。
でも、考えてみてください。
あなたが手にしている薬が、
そのリストに
載っているとは限りません。
載っていなかったとき、
それは「安全だから載っていない」
のか、「書ききれなかっただけ」
なのか。
読み手には区別できません。
しかも同じ成分でも、
塗る量・部位・期間で
肌の状態はまるで変わります。
だから名前ではなく、
肌そのものを見るのです。

この3つは、
どれも難しい医学知識なしで
確認できるものばかりです。
ひとつずつ見ていきます。
ピーリングや、レチノイド系の
塗り薬は、古い角質を
意図的にはがすことで
肌の生まれ変わりを促します。
つまり治療中の肌は、
いちばん外側の
クッションが薄い状態。
そこへ光を当てると、
ふだんと同じレベルでも
刺激を強く感じたり、
赤みが出やすくなります。
ピーリング石けんやAHA配合の洗顔料、市販のレチノール美容液も同じ考え方です。「病院の薬ではないから大丈夫」ではありません。角質に働きかけるものを使っているなら、ゲート@に該当すると考えてください。判断がつかないときは乾燥肌・敏感肌の使い方もあわせてご覧ください。
ひとつでも当てはまるなら、
その日はお休みです。
粉ふきが続く場合の
肌質別の対処は
顔の赤み・赤ら顔への対処に
まとめています。
薬を使っている理由が
「肌が荒れているから」なら、
答えははっきりしています。
荒れている場所には
当てません。
湿疹、かぶれ、
炎症のあるニキビ、
かき壊した跡。
これらは肌の防御が
すでに落ちているサインです。
| 肌の状態 | 照射の考え方 |
|---|---|
| 赤くなっている | 引くまで待つ。落ち着いてから低レベルで |
| 炎症したニキビ | その部位は避ける。詳しくはニキビと肌荒れ |
| ステロイド外用中 | 炎症を抑えている=炎症がある状態。処方医に確認 |
| かき壊し・傷 | 皮膚が閉じるまで当てない |
| 治療後の色素沈着 | 自己判断は避け、シミへの効果も参照のうえ相談を |
照射後に赤みが出たときの
対処は赤み・かゆみの対処法で
詳しく説明しています。
一部の薬には、
肌が光に敏感になる性質が
知られています。
抗菌薬の一部、
一部の鎮痛消炎の貼り薬、
ホルモン剤など。
ただ、これも名前を覚える
必要はありません。
薬を受け取ると、
効能や注意が書かれた
薬剤情報提供書が
一緒に渡されます。
薬剤師さんに「ケノンを使っていいですか」と聞いても、機種を知らないことがほとんどです。「家庭用の光美容器で、強い光を顔に当てます。この薬の間、避けたほうがいいですか」と、やることを説明する形で伝えてください。これなら的確な答えが返ってきます。
競合サイトの多くは
「1週間あけましょう」と
書いています。
けれど、ピーリングの強さも、
肌の回復の速さも
人によって違います。
同じ1週間でも、
まだ皮がむけている人と、
すっかり落ち着いた人がいる。
だから見るのは
カレンダーではなく鏡です。
なお、肌の生まれ変わりは
おおよそ1か月前後と
いわれますが、
これもあくまで目安で、
年齢や部位で前後します。
ケノンの公式情報もあわせて確認する

見落とされがちですが、
治療しているのが顔だけなら、
体はふだんどおり
使えることがあります。
たとえばシミの塗り薬を
頬に使っているなら、
顔はお休みにして、
脚や腕のケアは続ける。
これなら習慣が途切れません。
ただし、飲み薬で
光線過敏の注意がある場合は
全身が対象です。
塗り薬か飲み薬か。
ここで扱いが変わります。
| 薬の形 | 影響する範囲 | 考え方 |
|---|---|---|
| 塗り薬 | 塗った場所 | その部位だけ休む。他部位は状態を見て |
| 飲み薬 | 全身 | 全部位で見合わせ、処方医に確認 |
| 貼り薬 | 貼った場所と周辺 | はがした後もしばらく注意が必要な場合あり |
部位ごとの当て方は
部位別の当て方ガイドを
参考にしてください。
「相談してください」と
言われても、
何をどう聞けばいいか
迷いますよね。
そのまま使える
伝え方のテンプレートを
用意しました。
「家庭用の光美容器を使っています。強い光を肌に当てるもので、脱毛サロンの光に近いものです。今この薬を使っている間、顔(または部位名)に当てるのは避けたほうがよいでしょうか。使えるようになる目安も教えていただけますか」
ポイントは3つ。
@機種名ではなく「何をするか」を伝える
A部位を具体的に言う
B再開の目安まで聞く。
これで、次にいつ使えるかまで
はっきりします。
休止していた間に、
肌の状態は変わっています。
「前はレベル7で
平気だったから」と
いきなり戻すのは危険です。
冷却も、いつも以上に
ていねいに。
やり方は正しい冷却とアフターケアを
ご覧ください。
とくに多いのが、
1つめと2つめ。
「病院でもらった薬ではない」
「もう飲み終わった」。
この2つは、
安心の根拠になりません。
肝斑の疑いがある場合は
とくに慎重に。
肝斑への照射のリスクで
詳しく解説しています。
また、生理中や体調が
すぐれない日の扱いは
使ってはいけない時の安全ガイドに
まとめました。

一般的なビタミン剤やサプリで、ただちに問題になることは多くありません。ただし製品によっては注意書きがあります。パッケージに「日光」に関する記載がないか確認し、不安なら薬剤師にお尋ねください。
一律の日数はお伝えできません。皮むけ・赤み・ヒリつきが完全に引いてからが目安です。処方された薬なら、処方医に「いつから光を当ててよいか」を確認するのがいちばん確実です。
飲み薬は全身に作用するため、部位を分けても影響は残ります。とくに光線過敏の注意がある薬では、体も含めて見合わせるのが安全です。必ず処方医にご相談ください。
まずは使用を中止し、冷やして保湿を。日中は紫外線を避けてください。翌日以降も赤みが続く、痛みや腫れがあるという場合は、自己判断せず皮膚科を受診してください。
販売元は医療機関ではないため、薬との併用可否を判断する立場にありません。取扱説明書の禁止事項は必ず確認したうえで、薬に関する判断は処方医・薬剤師に求めてください。
「やらない」を選んでください。1回休んでも失うものはほとんどありませんが、荒れた肌を戻すには時間がかかります。焦らないことが、いちばんの近道です。回数と経過の目安もご参考に。
薬やピーリングとの併用は、
名前で判断しない。
@角質が薄くないか
A炎症がないか
B光線過敏の注意がないか。
この3つのゲートで
その日の可否を決めます。
再開の合図はカレンダーではなく、
鏡に映る肌。
赤み・皮むけ・ヒリつきが
すべて消えてから、
レベルを下げて戻す。
そして、迷ったら
処方医と薬剤師に聞く。
1回休むことより、
1回無理をすることのほうが、
ずっと遠回りになります。