

「同じケノンを使っているのに
友人は変わったと言う。
自分は何も変わらない」
この差はどこから来るのか。
そう思って検索すると、
たいてい「個人差があります」の
一文で終わってしまいます。
それでは何も解決しません。
この記事では、その「個人差」を
分解して名前をつけます。
正体がわかれば、
自分がどれに当てはまるのか、
そして埋められる差なのかが
判断できるようになります。
ケノンは医療機器ではなく美容機器です。本記事は「必ず効きます」と申し上げるものではありません。むしろ手応えが出にくい条件を先にお伝えして、期待値をそろえることを目的にしています。数値はすべて一般的な目安であり、感じ方には個人差があります。
最初に、いちばん大きな
思い込みを外しておきます。
光美容は、スイッチのように
効く・効かないが
切り替わるものではありません。
肌が自分で入れ替わる力に
ゆるやかに働きかけて、
その積み重ねが
ある時点で見た目の差として
認識できる大きさになる。
そういう性質のものです。
つまり変化は
連続的に少しずつ進み、
ある日まとめて気づかれる。
この「気づかれる日」が
人によって大きくずれるため、
同じ時期に比べると
「効いた人・効かない人」に
見えてしまうのです。
実際の変化が
どんな順番で現れるのかは、
ケノン美顔の経過タイムラインで
1週間から半年まで
順を追って整理しています。
先に全体像を見ておくと、
焦りがかなり減ります。

左側は、どうがんばっても
変えられない条件です。
年齢も、悩みが
肌の表面にあるのか
深い層にあるのかも、
自分では選べません。
ここを変えようとして
照射レベルを無理に上げると、
赤みや刺激につながるだけで
得るものがありません。
左側に対してできるのは
待つ長さを変えることだけです。
一方、右側は今日から
すべて調整できます。
そして実務的に言えば、
「効かない」と感じている方の
多くは右側に原因があります。
とくに多いのが
打ち漏れと、判定の早さです。
当て方の精度については
ケノンの効果を高める正しい当て方と打ち漏れ防止に
手順をまとめています。
同じ回数を照射していても、
当たっている面積が違えば
結果が違うのは当然のことです。
これが本記事でいちばん
お伝えしたい部分です。
肌の入れ替わりにかかる日数は、
若い頃はおよそ28日、
年齢とともに延びていくと
一般に言われています。
おおまかな目安として
「年齢に近い日数」と
覚えておくと扱いやすいです。
40歳なら約40日、
50歳なら約50日。
ここで何が起きるか。
20代の方が3か月続けると
約3周期を通過します。
ところが50代の方が
同じ3か月続けても、
まだ2周期に届きません。
同じ3か月なのに、
肌が入れ替わった回数が
1.5倍以上違うわけです。
これで「同じ時期に
同じ手応えが出るはず」と
考えるほうが無理があります。
「3か月使ったのに何も変わらないから、自分には合わなかった」
→ このとき本当に起きているのは、合わなかったのではなく、判定が早すぎたケースが少なくありません。とくに40代以降の方は、この時期に手を止めてしまうのが最ももったいない場面です。
回数と時期の目安については
ケノン美顔器は何回で効果を実感できるかで
より細かく扱っています。
あわせて読むと、
自分がいまどのあたりに
いるのかがつかめます。
やり方はとても簡単です。
自分の年齢の数字を
日数だと思って、3倍する。
それが「はじめて判定して
よい日」の目安になります。
28歳なら約84日。
42歳なら約126日。
55歳なら約165日。
この日が来るまでは、
写真を見比べないと決める。
これが意外なほど効きます。
毎日鏡で探していると、
変化は絶対に見えません。
少しずつしか進まないものを
毎日見ているからです。
だから開始日に1枚だけ
記録を撮り、
判定日まで封をしておく。
記録の撮り方(条件をそろえるのが全て)
@同じ場所、同じ時間帯、同じ照明で
Aすっぴん、洗顔後の同じタイミングで
B正面と、斜め45度の2枚
Cスマホの美肌補正は必ず切る
条件がそろっていない2枚は、変化ではなく撮影条件を比べているだけになります。
続けること自体が難しい、
という方もいらっしゃいます。
その場合は
三日坊主にならないケノンの週1ルーティンを
先に整えるほうが、
結果として近道になります。

同じ人の同じ顔でも、
悩みによって
出やすさは大きく違います。
ここを一緒くたにすると、
「効かない」という
感想になりやすいのです。
たとえば肌ざわりの変化は
比較的早く感じやすいのに対し、
ハリの印象は
ずっと長い時間がかかります。
ハリを基準に判定すると、
すでに起きている変化にも
気づけません。
とくに注意が必要なのが
肝斑(かんぱん)です。
これは光の刺激で
かえって濃く見えることが
あるとされており、
自己判断で当てるのは
おすすめできません。
判断に迷う色ムラがある方は、
ケノン美顔器を肝斑に当てて大丈夫かを
先に読んでください。
シミ全般については
ケノンでシミは取れるのかの正直な検証に
種類ごとの違いをまとめています。
自分の悩みが
そもそもどの位置にあるのかは、
ケノン美顔器の悩み別の効き度マップで
ひと通り確認できます。
期待値をここでそろえておくと、
あとの判断が楽になります。
ここからは実務です。
「効かない」と感じたときに
上から順に見ていってください。
順番に意味があります。
上ほど影響が大きいからです。
この5つのうち、
実際に多いのは
1番と2番です。
とくに2番の打ち漏れは、
本人にはまず自覚がありません。
「当てたつもり」の面積と
実際に光が届いた面積は、
思っているよりずれます。
頻度の考え方は
ケノン美顔・脱毛の最適な頻度に、
照射後のケアと乾燥対策は
乾燥肌・敏感肌の粉吹き対策に
それぞれ詳しく書いています。
差を埋めたい一心で照射レベルを一気に上げる方がいらっしゃいますが、これはおすすめできません。強い刺激は赤みや肌荒れにつながり、結果としてお休み期間が発生して、かえって遠回りになります。上げるなら1段ずつ、肌の様子を見ながら。痛みや強い熱さを感じるレベルは、そもそも適正ではありません。
5つを点検して、
判定日も過ぎていて、
それでも変化を感じない。
そういう場合もあります。
そのときに考えられるのは、
おもに次の3つです。
| 考えられること | どう扱うか |
|---|---|
| 悩みが 範囲外 | 深いたるみや肝斑など、光が得意としない悩みが主目的になっている場合です。器具を変えるより、目的を見直すほうが現実的です。 |
| 変化はあるが 気づけていない | 開始時の記録がないと、人は変化を過小評価します。今日から改めて条件をそろえた記録を始めてください。 |
| 期待の水準が 医療寄り | 短期で明確に消したいという目的なら、家庭用ではなく専門機関のほうが適しています。無理に続ける必要はありません。 |
3つ目は大事な視点です。
家庭用の光美容は、
時間をかけて整えるための道具であって、
短期で結果を出す道具ではありません。
この前提が合わない方は、
合わないことを
早めに知るほうが得です。
サロンや医療機関との
役割の違いについては
フォトフェイシャルとケノンの使い分けで
費用と回数を含めて比較しています。
どちらが優れているかではなく、
目的が違う道具だと考えると
選びやすくなります。
また、しばらく続けたあとに
変化が止まったように感じる
時期もあります。
これはケノンの停滞期の正体と続け方で
扱っている現象で、
効果が消えたわけではありません。

おかしくありません。年齢が違えば入れ替わりにかかる日数が違い、悩みの種類が違えば出やすさも違います。比べる相手は他人ではなく、開始時のご自身の記録です。
出にくいのではなく、見えるまでの日数が長くなるとお考えください。判定日を年齢に合わせて後ろにずらせば、同じように積み上がっていきます。急がないことが最大の対策です。
おすすめしません。強すぎる刺激は赤みや肌荒れを招き、お休み期間が生じて結果的に遅くなります。痛みを感じないレベルの範囲で、続けられることのほうが優先です。
睡眠・食事・紫外線対策は、肌の入れ替わりの土台にあたる部分です。ケノンだけを頑張るより、そこがそろっているほうが手応えは感じやすくなります。ただし個人差があり、確実な変化を約束するものではありません。
ゼロに戻るわけではありません。ただし積み上げのペースは落ちるため、判定日はその分だけ後ろにずらして考えてください。再開して続けるほうが、やめてしまうよりずっと前に進みます。
よくあることです。当てやすい平らな面と、曲面で抜けやすい場所の差が出ている可能性があります。まずは当てる順番を固定して、抜けやすい場所を意識してみてください。悩みの種類そのものが場所ごとに違う場合もあります。
ケノンの美顔器で
手応えが分かれるのは、
効く人と効かない人が
いるからではありません。
変化が見える日が
人によってずれているから。
これが正体の大半です。
肌の入れ替わりにかかる日数は
年齢とともに延びます。
だから判定は日数ではなく、
自分の周期を3回まわしたかで
行ってください。
年齢の数字を日数と見なして
3倍する。それだけです。
そのうえで、
動かせる差を点検します。
判定の早さ、打ち漏れ、頻度、
照射後の保湿、紫外線対策。
この5つを上から順に見れば、
できることは残っていません。
それでも合わないと感じたら、
それはあなたの目的と
この道具の性質が
合っていないだけです。
続けるのをやめる判断も、
正しい判断のひとつです。
どちらを選ぶにしても、
納得したうえで決めてください。